弁理士試験の勉強時間は3000時間?【合格者が語る】

こんにちは!Tomoです。

本記事はこんな疑問を持つ方におすすめです。

Tomo
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 ・弁理士試験に必要な勉強時間ってどれくらいなのかなぁ?

・弁理士試験合格までのスケジュールってどんな感じなんやろ?結構ハードそう...

・弁理士試験に短期合格するにはどうしたらいいんやろう?

私は今年、32歳で弁理士試験に合格しました。勉強し始めたのが27歳のときだったので5~6年かけての合格になります。

特許庁が出してるデータによると弁理士試験の平均受験回数は約5回なので、受験回数としては平均くらいです。

今回は自分の経験も踏まえて、弁理士試験合格のための勉強時間について情報をお伝えしたいと思います。今年合格したので、情報の鮮度は非常に高いと思います。

弁理士試験とは?

弁理士試験は3次にわたって試験が行われます。

  • 短答試験(1次試験)
  • 論文試験(2次試験、必須 & 選択)
  • 口述試験(3次試験)

それぞれについて解説していきます。

短答試験

5択の択一式の試験です。短答試験は毎年5月の下旬に一度だけ実施されます。科目は以下の通りで60点満点の試験です。

  • 特許・実用新案 ⇒ 20点
  • 意匠 ⇒ 10点
  • 商標 ⇒ 10点
  • 著作権 ⇒ 5点
  • 不正競争防止法 ⇒ 5点
  • 条約 ⇒ 10点

各科目で足切り点があり、各科目のいずれかで40%を下回ると(商標の場合4点未満、著作権・不正競争防止法の場合、合計点数が4点未満)不合格となります。

ここ最近は合格率が20%前後ですが、10%を切る年もあり1次試験から難関な試験となります。

論文試験

論文試験は必須科目と選択科目があります。必須科目は毎年6月下旬~7月上旬、選択科目は7月中旬~下旬にかけて実施されます。

選択科目には免除制度があります。理系院卒の方であれば対象者がほとんどです。免除対象者について詳しく知りたい方はこちをご参照ください。

必須科目の合格率は毎年25%くらいですが、短答試験をクリアしてきた人たちの中で勝負するので、非常に難関な試験になります。

科目は特許・実用新案、意匠、商標ですが、各科目で足切りがあります。

口述試験

口述試験は毎年10月上旬~中旬にかけて実施されます。短答試験・論文試験の合格者の最後の関門です。

口述試験は面接官2人から特許・実用新案・意匠・商標の基礎的な事項について質問され、それに対して口頭で返答するという試験形式です。

頭では理解していても、いざ口頭で説明を求められると言葉にできないということを痛感させられる試験です。

合格率は90%以上なので論文試験が終わるまで口述試験については特に何も考えなくても大丈夫です。

弁理士試験を受ける人ってどんな人?

弁理士試験を受験する人の特徴としては

  • 理系が多い(受験者の7割以上)
  • 社会人がほとんど(企業勤務が約5割、特許事務所勤務が2割強)
  • 年齢は30代、40代がほとんど(30代が約5割、40代が2割強)

今年の合格者も社会人として仕事をしながら資格スクールの講座を受けていた方がほとんどでした。

※特許庁のデータによると合格者の1割強は無職・学生

弁理士試験の勉強時間は?

弁理士試験の合格に必要な勉強時間は3000時間と言われています。

私自身も最終合格まで3000時間弱かかっているので、1つの目安として妥当な数字だと思います。

弁理士試験の勉強時間(私の場合)

次の表は合格までの私の累計勉強時間についてまとめたものです。

年度短答試験論文試験口述試験累計勉強時間
平成26年度×(14点)500
平成27年度 受験せず600
平成28年度 ×(21点) 900
平成29年度 〇(41点) ×(1点差)1700
平成30年度 免除×(足切り) 2500
令和元年度 免除3000弱

平成27年度は心が折れていた時期なので受験してませんし、ほとんど勉強もしていませんでした笑。

平成29年度当たりから本気で勉強しだして、そのときに短答試験に合格しました。

この年、論文試験は1点差で不合格でした。何が言いたいかというと、弁理士試験は2000時間程度でも勉強の仕方しだいで十分に合格可能ということです。

結果的に合格まで3000時間弱かかってしまいましたが、勉強時間が1700時間で、論文試験にあと1点までの実力にたどり着いていました。

合格者の中には1年で合格した(すなわち勉強時間でいうと1200~1500)という話も聞きます。1つの目安としては3000時間ですが、短期で合格することも十分に可能です。

弁理士試験に短期合格するためには?

私が思う短期合格のための3つの方法としては次の通りです。

  • だらだら勉強するのをやめる
  • 資格スクールの講座に申し込む
  • 勉強する環境を整える

だらだら勉強するのをやめる

勉強を始めた当初は、今までの生活リズムを崩さずにその中で勉強してました。今までのペースで遊びに行ったり飲みに行ったり、普段のペースは崩さずに空いた時間で勉強する....

この考えは非常に甘かったです笑。結果的に平日は1時間弱、休日でも2~3時間程度しか勉強しませんでした。

このペースで勉強していては合格までたどりつくのは非常に厳しいです。

肌感ですが合格者の話から思うのは

  • 平日3時間
  • 休日8時間

をコンスタントに勉強しているとうことです。

私もピーク時はこのくらのペースで勉強していました(週30時間くらい)。

忘却曲線

エビングハウスの忘却曲線理論によると、1日後、覚えた内容の7割以上を忘れるというように言われています。

  • 20分後:覚えた内容の42%を忘れる
  • 1時間後:覚えた内容の56%を忘れる
  • 1日後:覚えた内容の74%を忘れる
  • 1週間後:覚えた内容の77%を忘れる
  • 1ヶ月後:覚えた内容の79%を忘れる

弁理士試験は試験範囲が広いこともあり、暗記力も非常に大事になってくる試験です。1日1時間ペースで勉強してもどんどんと内容を忘れていくので、なかなか記憶に定着しません。

自分の失敗経験からも、だらだらと勉強せずに短期で集中して勉強して、短期合格を目指すことをおすすめします。

資格スクールの講座に申し込む

弁理士試験に合格する人は資格のスクールの講座で勉強していた人がほとんどです。

たまに独学で合格される人はいますが、よほど勉強に自信のある方でない限りおススメできません。

できるだけ短期で合格するという意味において、スクールの講座に申し込むことは必須です。

合格者の話を聞くと、「数年間独学で勉強していても全然合格できなかったけど、スクールに通い出した年に合格できた」という話も結構聞きます。

おすすめの資格スクール

私がおすすめするスクールは以下の2つです。同期合格者の話を聞いていても2つのうちのどちらがである場合が非常に多く感じます。

  • LEC東京リーガルマインド
  • 資格スクエア
LEC東京リーガルマインド

LEC の特徴といえばなんといっても圧倒的な実績です。

初回受験合格者においては3人に2人以上がLEC出身です。私自身もLECに通っていて、私の知り合いにもLEC出身の方は非常に多いです。

少し受講料はやや高いですが、自信を持っておすすめできます。

資格スクエア

メインとしてはLECの講座を受けていましたが、スポットで資格スクエアの講座も受けました。

資格スクエアの特徴の1つはオンライン講座であることです。

スクールへの通学時間を削減できたり、スキマ時間を活用して勉強できるため効率的な勉強が可能となっています。

もう1つの特徴としてはリーズナブルであることです。LECと比較すると教材の価格は約半分です。

  • LEC:約48万
  • 資格スクエア:約25万

クオリティが低いから値段が安いというわけではなく、オンライン講座を中心とすることで大きな校舎の維持や人件費を削減できるため、この価格が実現できているようです。

勉強する環境を整える

弁理士試験に合格するには勉強時間を確保できる環境を作らなければいけません。

パートナーや子どもがいる方はパートナーの理解を得ることが必須です。

私は妻がいたので、勉強させてもらう時間を確保するのに一苦労でした笑。

時には妻と一緒にカフェにでかけて自分の勉強に付き合ってもらい、二人の時間と勉強時間の確保を両立させたり様々な工夫をしていました。

思い切って転職してしまうのもアリ

残業が多い職場にいる方はどうにかして残業時間を減らして勉強時間を捻出しなければなりません。

私は大手メーカーの技術者として企業に勤務していましたが、残業時間が月60時間以上が当たり前の忙しい職場だったので、勉強時間を確保するのに非常に苦労しました。

しかも弁理士試験勉強は職場の人に内緒でしていたので、先輩や上司に自分の状況を言えず非常に苦しい思いをしてました。

なかなか勉強時間を確保できず、それがフラストレーションとなりある時に限界を感じ、異動か転職かどちらかをしようと決意しました。

弁理士資格を取得した後に特許事務所に転職したいと思っていましたが、もうこの際思い切って資格取得前に転職しようと決断しました。

勉強時間を確保できなければ意味がないので、残業時間が少ない特許事務所を探し、その事務所に転職しました。

転職後は勉強がびっくりするぐらいはかどりました笑。理由としては

  • 残業時間が激減(ほぼ定時帰り)
  • 弁理士試験を勉強するにあたり職場の理解がある(早く帰っても全然気にされない)
  • 弁理士試験前に休暇をとれる(これは事務所によります)
  • 職場に弁理士が多いので、弁理士試験の情報を簡単に得られる
  • 弁理士が周りにたくさんいるので、自分も弁理士になりたいというモチベーションが上がる

ただ注意していただきたいのは、特許事務所によって職場環境は全然違います(残業多い特許事務所もあります)。

なので、特許事務所への転職を考えている方は転職エージェントと相談しながら自分の希望にあった特許事務所に転職してください!

特許事務所への転職に興味がある人はこちらの記事をご参照ください。

弁理士試験の勉強スケジュール

短答試験(1次試験)は5月に実施されるので、1年前くらいから勉強をスタートさせるのがいいと思います。

資格スクールの講座も4月下旬から5月スタートが多いので、そのスケジュールに合わせて勉強をスタートできたらベストですね。

先ほども少し触れましたが、1年で合格した短期合格者のスケジュールを聞くとだいたいこんな感じで↓

  • 平日3時間
  • 休日8時間

これを1年間続けると1500時間くらいになるので、1年合格できるレベルになるということです。

さらっと言いましたが、とんでもないストイックな数字ですよね笑。私はこのスケジュール通りには勉強できませんでした笑。

ですが、自分の失敗体験から切実に言えることとしては、短期で集中して合格を目指す方が結果的に苦労する時間が圧倒的に短くなるということです。

だらだら勉強して6年かかるよりは、1年間必死に頑張って勉強した方が絶対にいいです(切実に!笑)

まとめ: 弁理士試験の勉強時間

繰り返しになりますが、弁理士試験の勉強時間は3000時間といわれています。

ですが、勉強の仕方しだいでは1000時間代での合格も十分に可能です。いかに短期集中で効率よく勉強するかが重要です。

  • 勉強時間を確保 ⇒ 転職や異動をして残業時間を減らす
  • 効率的に勉強 ⇒ 資格のスクールの講座に申し込む

私は結果的に5~6年かかりましたが、今思えば覚悟を決めて、早めに転職したりして行動していればもっと早く合格できたという後悔があります。

弁理士試験に挑戦される方は、とにかく短期で集中して合格するというプランを切実におすすめします!

まとめ

①弁理士試験合格に必要な時間の目安は3000時間!
②弁理士試験を受験する人は理系が多く、社会人がほとんど
③勉強のやり方しだいで短期合格は十分に可能
④スクールに通ったり、転職したりして勉強時間を確保し効率的に勉強しよう!

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