【弁理士試験】口述試験の内容と勉強方法

【弁理士試験】口述試験の内容と勉強方法

この記事では

  1. 口述試験の概要
  2. 口述試験の勉強方法

について解説しています(^^)

去年弁理士試験に合格したばかりなので、精度の高い情報がお伝えできると思います!

口述試験の概要

口述試験について、説明していきます!

  • 時期
  • 内容
  • 合格率
  • 実施場所

口述試験の時期

口述試験は毎年10月中旬~下旬に行われます。

口述試験は、論文筆記試験の選択科目(7月下旬)が終わってから3ヶ月くらいあるので、そこから勉強しても十分間に合います。

論文試験が終わるまで、口述試験のことを考えなくても全く問題ありません。

口述試験の場所

口述試験は、東京で行われます。一か所のみでの開催となります。

東京や関東首都圏以外に住んでいる方は、前泊が必要になる方が多いです。

口述試験の内容

口述試験は、特許法・実用新案法・意匠法・商標法について出題されます。

特許・実用新案、意匠、商標それぞれ10分の計30分の試験です。

口述試験は、2名の試験官との面接方式で行われます。

10分以内に最後の問題まで回答できなければ、その科目は不合格になります。

不合格の科目が2つ以上あると、原則として口述試験は不合格となります。

※ただし、不合格の科目が2つ以上あっても例外的に合格する場合もあります(レアケースです)

口述試験では、弁理士試験用法文が貸与され、試験中に参照することができます。

分からなければ条文をその場で引くことができますが、最初から法文集に頼る気持ちで試験に臨むのは避けた方がいいです(時間がないので焦ります)。

口述試験の合格率

最近3年の口述試験の合格率のデータです。

年度合格人数合格率
令和元年28495.6%
平成30年26094.0%
平成29年25598.4%

ご覧のとおり95%近くは合格する試験です。

短答試験・論文試験は"落とす試験"であることに対して、口述試験は"受からせる試験"であるといえます。

口述試験の勉強方法・対策

次の内容について説明していきます

  • 口述試験勉強の開始時期
  • 勉強方法
  • 注意すべきこと

口述試験勉強の開始時期

論文試験の合格発表(9月下旬)があってからでも間に合います。

ですが結構焦るので笑、9月の頭ごろから勉強を開始することをお勧めします。

私は論文試験を3回受けていて受験期間が長かったこともあり、9月初旬からだらだら勉強を開始しても余裕で間に合いました。

口述試験に要した勉強時間は100時間いかなかったくらいだったと思います。

一方、1年合格で勢いで突破してきてきた方は知識の定着が少し浅かったりするので、もっと余裕をもって勉強を始めた方がいいかもしれません。

勉強方法

勉強方法としては

  • テキストで学習する
  • 本番の面接形式で模擬試験を受ける

この2つでOKです。

テキストでの学習

過去問とその模範解答が記載されているテキストであればOKです。

LECの「口述アドバンス」というテキストには、過去8年分の再現過去問と模範解答が掲載されているのでおすすめです。

7000円くらいでオンラインで購入することができます。

口述アドバンス

面接官に質問されることをイメージしながら、過去問全てに答えられるように準備しておいてください。

口述試験では、たまに短答試験や論文試験でも聞かれないようなかなりマニアックな問題がでるときがあります。

過去問でわからない問題はつぶしておきましょう。

受験仲間と問題を出し合って学習するのもいいと思います。

本番形式の模擬試験を受ける

模擬試験を受けて、"人に説明する"ということに慣れておくことは重要です。

論文試験を突破してきた猛者たちなので、法律の知識はもうすでに頭の中にあります。

しかし、"人に説明する"ということはまた1つハードルがあがります。

人に説明する・面接官の質問に対して正確に答えるという練習をしておく必要があります

模擬試験は

  • 弁理士会の各会派が主催している口述練習会
  • 各予備校の模擬試験

で受けることができます。

予備校の模擬試験や口述練習会を活用して、合計3~4回くらいは本番形式の練習をしておいた方がいいと思います。

口述練習会

弁理士会には会派があります。

各会派は、毎年受験生のために口述試験練習会を主催してくれます(東京、大阪、名古屋であります。)

口述練習会一覧表

費用は、数千円程度なので、予備校と比べるとかなりお安いです。しかも2~3時間の間に時間が許す限り模擬試験を受けられます。

私は色んな会派、合計3回くらい練習会に参加しました。

回数を重ねるごとに試験の雰囲気に慣れ、説明することが上達していくので、自信がつくまで受けれるだけ受けた方がいいと思います。

また、口述練習会の募集は、論文試験の合格発表後すぐに開始されます。

わりとすぐに枠が埋まってしまうので、あらかじめ行きたい練習会の目星をつけておいて、はやめに申し込んでおいた方が無難です。

各予備校の模擬試験

私は資格スクエアの模擬試験講座に申し込みました。

LECと比べて費用はかなり安かったです。

口述練習会で十分に練習できたら、予備校の模擬試験は受けなくてもいいかもしれません。

口述試験で注意すべきこと

こでは、口述試験において覚えておくべきポイントについてお話いたします。

ポイントは3つです。

  • 沈黙NG
  • 聞かれたことにだけ回答する
  • 油断は禁物

沈黙NG

口述試験で一番よくないことは、黙ってしまうことです。

面接官の質問の回答がわからなくても、なんとか発言をしていけば、面接官が回答に誘導してくれます。

しかし、黙ってしまっては面接官はどうすることもできません。

口述試験では間違ったことを答えても全く問題ありません。

間違えても、もう一度聞き返してくれたり、助け舟を出してくれます。

聞かれたことにだけ回答する

もう1つのポイントは"答えすぎない"ことです。

質問されたことに対してのみ解答する。

例えば、「〇〇の場合、〇〇条の適用はありますか?」というYES/NOを求められた質問に対しては、「あります/ありません」で答えてください。

その後に「それはなぜですか?」という質問がきたら、その理由を答えましょう。

重要なのは、試験官に問われたことに忠実に回答することです。

先々を予測して、「主体的要件はこうで、客体的要件はこうで、時期的要件は…」と長々と説明すると非常に心証が悪くなります。

さらに、間違ったことを言ってしまうと、そこに対してもツッコまれてしまうので、本末転倒です。

質問に対しては、端的に簡潔に答える。これがかなり重要です。

油断は禁物

口述試験の合格率は95%くらいですが、舐めて受験したら非常に危険です。

裏をかえせば5%、つまり10人以上は落ちるということなので、油断は決してできません。

今まで勉強してきたことをしっかり復習して、口述の対策をして臨めば必ず合格できます。

短答試験・論文試験ほどガツガツ勉強する必要はありませんが、不安な人は自信がつくまで口述練習会に何回も行くことをおすすめします。

最後に:口述試験は普通に勉強していれば必ず合格できます

口述試験は、しっかりと話す練習をし、準備して臨めば大丈夫です。

予備校では論文試験が終わってからすぐに勉強始めた方がいいとか、口述対策講座を申し込んだ方がいいとか不安を煽ってきますが、9月から勉強を始めれば十分です。

もし口述試験や弁理士試験について聞きたいことがあればTwitterにDMをください(^^きっといいアドバイスができると思います。

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