特許事務所へ転職すべき知財関係者・技術者の7つの特徴

特許事務所へ転職すべき知財関係者・技術者の7つの特徴

この記事ではこんな悩みを持つ方におすすめです(^^

・メーカーの技術者として働いているけど、知財部へ異動するか特許事務所へ転職したいなぁ...
・知財部での経験を積んだし、特許事務所への転職に興味がある!
・今、企業に勤めているけど、弁理士や知財に重きを置かれていないので、特許事務所へ転職したい!

私は新卒で大手企業の技術者を経験し、その後特許事務所に転職しました。

そして再度、企業に転職し、去年弁理士試験に合格しました。

この記事を読めば、企業でモヤモヤしながら働いている人、特許事務所への転職を視野に入れている人の悩みや疑問を少しでも解消できると思うので、ぜひ参考にしてみてください!

企業と特許事務所の違い

まず企業と特許事務所の違いについて、様々な観点からみていきます。

  • 経済的安定感
  • 自己の裁量・自由度
  • 収入
  • 働き方
  • 会社の名前で仕事をするか、自分の名前で仕事をするか

経済的安定感

特許事務所の規模は、大規模事務所であっても100人~200人とかです(最大規模で700人くらいです)。

一般のメーカー企業と比べると規模と経済的安定感はどうしても劣ります。

景気が悪くなると

⇒ 企業の出願件数が減る ⇒ 特許事務所の業績が悪くなる(知財部門の予算は削減されやすいです)

上記のようにクライアント企業の経営状況に強く影響を受けます。

仕事の自由度

企業の場合、基本的にはチームで組織的に仕事する場合が多いです。

なので、人間関係を調整したり、根回ししたり、長い会議に出たり、色々と面倒な仕事が多いです。

また、稟議などを通す際には、課長、部長、室長、本部長….などの承認が必要なため、偉い人のスケジュールを抑えるところから仕事をしなければならず、非常に面倒に感じます。

一方特許事務所は、個人で完結する仕事が多いため、かなり自由に仕事をすることができます。

私の前職でも、人間関係の調整や根回し、無駄な会議などが全くなく、自分がやるべき仕事に集中できたので非常に働きやすい職場でした。

「人に指示されるのが嫌な人、絶賛募集中!」と求人を出している特許事務所もあるくらいです笑。

収入

企業の場合、成果を上げてもあまり収入に変化はありません(大発明をした場合は別かもしれません)。

私が技術者だったとき、チームで特許を取得しましたが、年間で1000円くらいしかもらえませんでした笑。

一方、特許事務所は歩合制や年俸制を採用しているところが多いです。

成果、すなわち、特許明細書・意見書・補正書・商標出願書類などの作成数に応じて給料が決まります。

成果をあげればあげるほど、収入があがっていくので、成長志向の方・給料をどんどん上げていきたい方には特許事務所はおすすめです。

特許事務所の年収について気になる方はこちらを参考にしてみてください。

働き方

企業で働く場合、ノー残業デーがあったり、福利厚生が充実している場合が多いです。

一方特許事務所の場合、福利厚生などについては企業より劣るケースが多いです。

しかし、特許事務所の働き方は企業よりも自由度が高いです。

特許事務所の仕事はパソコン1台あればできるので、リモートワークを取り入れている特許事務所も最近増えてきました。

私の知り合いは大阪に住んでいて東京の特許事務所に勤めています(月に1回程度は東京のオフィスに行くそうです)。

会社の名前で仕事をするか、自分の名前で仕事をするか

企業での仕事であれば、株式会社 〇〇〇という"会社の名前"を使って、会社の中のひとりの担当者として仕事をすることになります。

しかし、特許事務所では特に弁理士の場合、"自分の名前"で仕事をするケースが非常に多いです。

対外的に"先生"として見られることも多いので、緊張感のある仕事になります。

しかし、お客様から「担当は〇〇さんでお願いします」と直接指名されたときの喜びは非常に大きいものです。

この感覚は企業にいてはなかなか味わえません。

知財部から特許事務所への転職を少しでも考えている方

企業の知的財産部に所属している方で、転職を考えている方の特徴としては以下のようなケースが多いです

  • 特許明細書をかけるようになりたい
  • 自由度が高い仕事に就きたい
  • 知財部の考え方が古い
  • 弁理士の資格を重要視してくれない
  • 手に職をつけたい
  • 自分の名前で仕事がしたい
  • 何者かになりたい
  • 業務の幅を増やしたい
  • 年収を上げたい

知財部の考え方が古い、弁理士の資格を重要視してくれない

大手企業のメーカーに勤務されている方は特に、自分の部署の考え方に対して不満を感じているかもしれません。

昔ながらの年功序列によって、頑張っても給料があがらない、知財戦略と言っているけど中身がないなど、現状維持の職場も多いのが現実です。

また、弁理士資格は特許事務所では非常に重宝されますが、知財部の場合、会社によっては弁理士登録費用や月会費を自腹で払わなければいけないなど、会社として弁理士資格をあまり重要視してくれない場合があります。

業務の幅を増やしたい

知財部で行う業務内容と特許事務所での業務内容は全く違います。

特許事務所での仕事は、明細書や意見書などの業務が中心で、より深く専門性を高めていくことができます。

また、特許事務所で勤めで知財部の経験がある方は、知財部の気持ちに沿った提案ができるので、仕事上有利になるケースがあります。

技術者から特許事務所への転職を少しでも考えている方

企業の技術部などに所属している方で、転職を考えている方の特徴としては以下のようなケースが多いです。

  • 特許明細書をかけるようになりたい
  • 自由度が高い仕事につきたい
  • 手に職をつけたい
  • 自分の名前で仕事がしたい
  • 知財部に異動希望したが、叶わなかった
  • 何者かになりたい
  • 年収を上げたい

知財部に異動希望したが、叶わなかった

特に弁理士資格を取得した後に、技術部から知財部に異動を希望する人は多いです。

しかし、会社というのは人を異動させるというのはすぐには難しく、特に自分自身が責任ある立場の場合、簡単に異動することができません。

そのため、希望が叶わず異動できない場合や、ひどい場合は上司から返事をうやむやにされる場合もあります。

弁理士試験に合格するような実力のある部下を、簡単に手放したくないというのは上司のホンネです。

ずるずると返事を先延ばしにされるのならば、転職活動を始めてしまってもいいと思います。転職を真剣に考えていることを伝えれば、真剣に異動を考えてくれる場合もあります(私の場合は好きな部署に異動させてくれると提案してくれました)

何者かになりたい

企業の中で働いていると、どうしても自分の歯車感を感じる場合があります。

ルーティン業務が多かったり、チャレンジをあまり承認してくれない現状維持の職場環境であったり、何か満たされない思いをしている方もいるかもしれません。

一方、特許事務所では、自分しだいで多種多様のキャリアを歩んでいくことができます。

特許事務所での経験を積んだあとに弁護士になって知財訴訟を専門として活躍したり、海外の特許事務所で勤務したり、独立したりと様々です。

企業と違い、自分しだいで様々な方向にキャリアを切り開いていくことができます。

最後に:もやもやしている方へ

企業から特許事務所への転職を望む方は、成長志向が強かったり、知的好奇心が強かったり、チャレンジ精神があったり..そういう人が多いように感じます。

一方、

  • 安定的な企業で仕事したい
  • 自社製品に携わりたい
  • 書類作成の仕事は向いていない

という方は、企業のまま働く方がいいのかもしれません。

今はどの会社でも不安定な時代

しかし、終身雇用・年功序列制度が崩壊し、今では大手企業といえど安定とはいえなくなってきていることは知っておいた方がいいです。

「終身雇用難しい」トヨタ社長発言でパンドラの箱開くか

また2019年には早期退職が急激に増え、2020年においてもその流れは止まりません。

黒字企業が特に45歳以上を対象に積極的に早期退職に踏み切っています。

早期退職:日経新聞

これらからわかるように、大手だろうと安定ではない時代に突入しています。

大手企業は「企業が生き残る可能性が高い」だけで「自分が社内で生き残れるか」は別問題です。

会社がキャリアやポストを用意してくれる時代は終わり、個人の能力を高めて自分の市場価値を高めていくことが一番の"安定"であると思っています。

時代の流れをうまく読んで、後悔のない最善の選択をしてください。

転職について具体的なロードマップが知りたい方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。

もし特許事務所への転職や知財に関する相談があれば気軽にTwitterでDMしてみてください(^^♪きっとお役に立てると思います。

Follow @t_tomolone https://twitter.com/t_tomolone

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事