弁理士試験の難易度は?理系・文系に分けて解説【合格者が語る】

弁理士試験

こんにちは!Tomoです。

本記事はこんな疑問を持つ方におすすめです。

Tomo
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 ・弁理士試験の難易度ってどれくらいなんだろう?

・弁理士は理系のイメージだけど文系にとってはハードル高いのかな?

・弁理士試験の勉強時間が知りたい!

私は院卒で大手企業の技術職に就職しました。そしてそこから特許事務所⇒IT企業と2回の転職を繰り返し、32歳で弁理士試験に合格しました。勉強し始めたのが27歳のときだったので5~6年かけての合格になります。

今回は自分の経験も踏まえて、弁理士試験の難易度について説明していきたいと思います。

弁理士とは?

弁理士とは〝知的財産に関する専門家〟です。 知的財産権とは 特許権、実用新案権、意匠権、商標権 などが代表格であり、弁理士の主な仕事としてはこれらの権利を取得するための手続きを代理で行うことです。

その他にも

  • 自社製品を模倣されたときの対策
  • 他社の権利を侵害していないかの調査
  • 知的財産権全般に関するコンサルティング

など、知的財産権全般に亘って仕事をするのが弁理士の役割です。

弁理士になるには?

弁理士になるためには以下の3つの方法があります

  • 弁護士資格を取得
  • 特許庁に勤務(条件アリ)
  • 弁理士試験に合格

順番に説明していきます。

弁護士資格を取得

弁護士は、弁理士登録をすることができます。弁護士&弁理士の資格を持っている方も一定数いらっしゃいます。

弁護士&弁理士の方は、特許侵害訴訟を専門とされている方が多いです。

特許庁に勤務(条件アリ)

特許庁で審査官又は審判官として7年以上勤めれば、弁理士資格を取得する権利を与えられます。

※審査官、審判官: 弁理士が出願した特許、意匠、商標を認めるか否かを審査する仕事

ただし、審査官になるのは特許庁で所定期間以上の実務経験が必要となるので(学卒で4年、院卒で3年、博士卒で2年)、院卒の場合は10年の実務経験が必要ということになります。

弁理士試験に合格

これが一番王道の方法です。肌感ですが、9割くらいが弁理士試験を通って弁理士になると思います。

私は令和元年の弁理士試験に合格しました(弁理士登録はまだです)。難易度や実際にかかった勉強時間について次の項目で書きたいと思います。

弁理士試験の難易度は?

弁理士試験は司法試験、公認会計士試験についで難しい資格と言われており、最も難易度の高い資格の1つといえます。

次の表は直近10年間の弁理士試験合格者、合格率をまとめたものです。

合格率は6%~11%の間で推移しています。合格者は最近では300人弱というところですね。

年度受験者合格者合格率
平成22年度 9950 756 8.3%
平成23年度 8735 721 9.1%
平成24年度 7930 773 10.7%
平成25年度 7528 715 10.5%
平成26年度 6216 385 6.9%
平成27年度 4798 319 6.6%
平成28年度 4211 296 7.0%
平成29年度 3912 255 6.5%
平成30年度 3587 260 7.2%
令和元年度 3488 284 8.1%

弁理士試験合格までに必要な時間

“約3000時間”と言われています。

私は5~6年くらいで3000時間弱くらい勉強したので、わりと信憑性のある数字だと思います。

もちろん、1500時間とかもっと少ない時間で合格した方もいらっしゃいます。今年の合格者と話していた方の中には1年間で一発で合格されたツワモノもいました。

弁理士試験の勉強時間について詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください。

理系・ 文系で難易度は違うか

弁理士試験は理系出身の方が8割くらいを占める試験です。理系と文系で難易度に差が出る要因があるとすれば免除制度にあります。

弁理士試験は1次試験(短答試験)、 2次試験(論文試験)、 3次試験(口述試験) があり、2次の論文試験では必須科目と選択科目というものがあります。

必須科目はほぼ全員が受験する必要がありますが(ほんの一部の人に免除あります)、選択科目には免除制度があります。

具体的には

  • 修士、博士課程を修了(※所定の条件アリ)
  • 薬剤師、行政書士、司法書士、一級建築士などの資格を保有

理系の院卒であればほとんどの人が免除対象者ですが、文系の院卒方は法律系の方にしか免除はありません。

※免除対象者か否かはコチラをご確認ください

選択科目の免除の有無で弁理士試験の難易度は大きく変わってくるので、そういう意味で理系と文系の難易度に差はでるかもしれません。理系ならば受かりやすいと言われるのはそういう所以だと思います。

弁理士のキャリアや収入は?

弁理士はどういうキャリアの方が多いのか、また収入事情についても少し触れたいと思います。

キャリア

弁理士のキャリアは大きく2つで、企業の知的財産部か特許事務所に勤務(または経営)するパターンが多いです。

知財部と特許事務所の役割は大きくこんな感じです↓

  • 知的財産部 ⇒ 自社の発明・ブランドの権利化、活用、侵害調査
  • 特許事務所 ⇒ 他社の発明・ブランドの権利化

私の知り合いでもほとんどが知財部か特許事務所勤務です(たまに独立している人がいます)。

収入

弁理士の平均年収は約700万と言われています。

ですが、勤める企業や勤務弁理士、所長弁理士などで収入は全く異なってきます。

年収について詳しく書いた記事があるのでこちらをご参照ください。

まとめ: 弁理士試験の難易度

繰り返しになりますが弁理士試験は難易度の非常に高い試験です。

しかし、継続して努力できる人であれば必ず合格できる試験であると確信しています。

私は要領があまりよくないこともあり、勉強しはじめのころは挫折の連続でした。勉強が嫌になり諦めた時期もありました。

ですが、粘り強く努力し続けると、ある日突然今までわからなかったこと・みえなかったことが見えるようになりました。

あるポイントを乗り越えると一気に流れに乗り、結果的に合格することができました。

弁理士は難易度が高いからこそ資格をとる価値があります。

正直、合格率50%とかの資格を持っていても周囲との差別化は図れません。

またこれから人生100年時代と言われています。定年が65歳として、老後を乗り切れるだけのお金は貯められるのでしょうか?年金はもらえるのでしょうか?

定年後も”手に職”があれば仕事があるし、しかも不当に収入が下がるリスクの対策にもなります(会社に勤めていると60歳で役職定年とかで今までの給料の半分、3分の1とかで働くことになります)

人生100年時代に備えるため “手に職” をつけるためにぜひ弁理士試験に挑戦してみてください!

特許事務所のことをもっと詳しくしりたい!弁理士のキャリアについて知りたい!など悩みや疑問がある方は、TwitterでDMをください(^^)きっといい情報をお伝えできると思います。

コメント

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