転職ノウハウ

【転職で引き止めに悩む方】引き止めに対処する5つの方法

この記事は以下の悩みを持つ方におススメです。

・転職の意向を伝えたら上司から引き止められた
・引き止められない転職理由が知りたい
・引き止められたときの対処方法を知りたい

ある調査結果によると、 転職の意向を伝える人の50%以上が会社から引き止めにあうようです。

退職希望者を会社は引き止めるべきか、送り出すべきか【退職理由・交渉のホンネ】

出展:doda

実際、私が転職した際にも引き止められました。 このとき、

  • 自分は必要とされていたんだ
  • 自分のためを想って説得してくれているんだ

など少し嬉しい気持ちになったのを覚えています。好きな部署へ異動させてくれるという打診も出たため一瞬心が揺らぎましたが、結局は退職する意向を伝えました。

今回は上司(会社)があなたを引き止める理由とその対処方法について、解説していきます。

1.あなたを引き止める理由

①会社への影響

あなたを採用した際に、当然のことながら採用コストが発生しています。

例えば転職エージェントを通じて採用した場合、年収の30%~35%の手数料が発生すると言われています。つまり転職後のあなたの年収が600万の場合、200万円近くの費用が転職エージェント会社に支払われます。

さらにあなたを教育する人件費、研修費、福利厚生費用などなど実はめちゃくちゃ多くのコストがかかっているのです。

②上司への影響

部下が退職すると、上司の管理能力不足と評価される場合があります。もちろんあなたのためを思って引き止めてくれる人はいると思いますが、上司都合の引き止めをする人が多いのも現実です。

  • 君の将来を考えると転職は辞めておいた方がいい
  • 君の将来を期待している
  • 相応のポストを用意する予定だ

などで、引き止められることもあると思いますが、毅然とした態度を貫きましょう。

ちなみに私が転職する際、上司は快く送り出してくれました。その人とは今でも良好な関係が続いています。そのような素晴らしい上司には、ぜひ心から感謝の意を伝えましょう。円満退職すると晴れやかな気持ちで次の職場でスタートが切れます。

2.引き止めを回避する方法

それでは、引き止めを事前に回避するにはどうすればいいでしょうか?

それは…ツッコまれる隙をなくすことです!

ツッコみのポイントがあるとあの手この手で説得されるおそれがあります。なので、できるだけ隙がないように事前に対策しておきましょう。

  • 事前準備段階
  • 交渉段階

に分けて、引き止めを回避する方法をお伝えします。

【事前準備編】

①退職日の決定

まず、退職日を明確に決定しましょう。上司に退職の意向を伝えるときには、退職日が具体的であるほど説得力が増し本気度が伝わります。

②退職の申し入れ日の決定

退職日を決めたらそこから逆算して、退職の申し入れ日を決めましょう。いつまでに退職の意向を伝えなければならないかは就業規則に規定されています。

民法第627条には、期間を定めない雇用契約においては2週間前までに退職の意向を伝えなければならないことが規定されていますが、円満に退社するためにも就業規則に規定されている内容を優先することをおすすめします 。

「急に退職したいと言われても了承することはできない」と言われないように事前に就業規則を確認し、急な退職通告を避けましょう。

③引継ぎにかかる時間の算出

引き続きにかかる時間を計算にいれた上で、退職の申し入れをしましょう。引継ぎが終わらないまま退社してしまうと、会社ともめる原因になります。円満退社に向けて、余裕を持った引継ぎの時間を算出しましょう。

【交渉編】

①内定後に退職意向を伝える

次の職場への内定が決まっていない状態で退職意向を伝えると、転職の決意がゆらいでしまう場合があるので、内定が出た後に退職意向を伝えましょう。

自分の本気度が相手に伝わり、引き止められない可能性がグッと上がります。

②退職日・退職理由を明確に伝える

明確に退職日、退職理由を伝えることで説得力が増します。退職理由については「条件」を理由にしないことがポイントです。

たとえば残業が多いとか、収入が低いとか、休みが少ないなどです。この場合、「待遇を改善する」と言われた際に反論できなくなります。

  • 家族の転勤が決まった
  • 子どもが産まれたので土日休みの会社がいい
  • 自分がやりたいことがこの会社では実現できない

など引き止めにくい理由を伝えましょう。

ちなみに私は退職の意向を伝えるとき、時間と場所の制約を受けない働き方ができる会社で働きたいとの意向を伝えました。

※前職ではトラクター関係の研究開発の仕事に就いていました。工場内にある研究現場での作業がメインの仕事であり、デスクワークは少なく自由のきかない仕事でした。

3.それでも引き止めを振り切れない場合は?

①上司が話を聞いてくれない場合

自分の直属の上司が取り合ってくれないときは、その上の上司に相談しにいきましょう。または人事部に相談しに行ってもいいでしょう。

ただし、「 上司に退職の旨を伝えたが、どうしても聞き入れてもらえない 」というケースに限ります。誰にも相談せず、いきなり人事部や上長に話すことは避けましょう。

②企業として退職交渉に応じてくれない

企業側が一切の退職交渉に応じてくれない場合は「退職届」を提出しましょう。

退職願」と「退職届」は別のものであることってご存知でしたでしょうか?

退職願・退職届の違い
退職願は、会社(あるいは経営者)に対して退職を願い出るための書類であり(ということは、却下される可能性もある)、退職届は、会社に退職の可否を問わず、自分の退職を通告するための書類です。

出展:マイナビクリエイター

「退職届」はたとえ受理されなくても、 提出後、2週間が経過すれば必ず退職することができると民法第627条に規定されています。

ただし、これはかなり強引な方法になります。円満退職を目指している人にはあまりおすすめできません。 あくまで最終手段としてとっておきましょう。

4.最後に

最も大事なことは、退職(転職)の意思を強く持つことです。

厳しいことをいえば、引き止められて退職の意思がゆらぐくらいの覚悟であれば、転職のタイミングではありません。

ある調査結果によると、引き止められて会社にとどまった人はわずか5%だったそうです。

「引き止められて会社に留まりましたか?」という質問に対する回答
引用元:doda

そして引き止められて会社に残るという選択をした人たちによると

  • 会社にいづらくなった
  • 窓際の部署に追いやられた
  • 待遇は改善されたが、やっぱり会社が自分に合わなかった

などなどネガティブな意見も多いです。

繰り返しになりますが転職する際は強い意志を持ち、そして理想の職場への転職を実現させましょう。